こんにちは、コンサルOL兼作家のReiです
ファンタジー・ラノベを書くときに、移動手段として頻出するのが馬車ですよね
特に街から街へ移動する流れの商人の物語や、旅人の話なんかを描くときは、
馬車の描写は必須といっても良いくらいです
でも、いざ旅物語を書こう!と思った時、

あれ?馬車の移動距離・速度ってどれくらいなんだっけ?
AからBの街へ行くのには何日くらいかかるんだっけ?
と悩む人も多いはず
そこで今回は、馬車も含め、様々な移動手段の移動距離・速度を比較してみました
あなたの世界の地図を眺めながら、
街から街までは徒歩や馬車でどれくらいの距離・スピードになりそうか等、リアルな数値を確認してみてください

【移動距離・速度比較!】馬車は一日で何キロ進める??
ファンタジー世界の移動手段・速度・距離比較
まず、今回比較した対象は↓です
- 徒歩:旅慣れた男の一人旅を想定
- 馬車:馬1頭で荷物を積載制限いっぱいまで載せた場合を想定
- 騎馬:馬1頭、騎手1頭を想定
- 帆船:中世の帆船(帆に風を受けて推進力とする船のこと)を想定
- ガレー船:中世のガレー船(主として人力でオールを漕いで進む軍艦)を想定
- 魔法:テレポートの魔法具を想定
項目としては、速度、積載量(一部乗員数)、コストをピックアップしています

それではいってみよう~!
いかがでしょう?イメージ通りでしたか?
徒歩と馬車を比較すると、日速はほとんど変わらないですが、積載量が明らかに違いますよね

上の表によると、1,000kgのものを人が徒歩で運んで旅をしようとすると、約333人が必要という計算になるね
333人の人を雇うコストと、馬車一頭を借りるコストを比較すれば、
さすがに馬車を買った方が良いという判断になるだろうことは容易に想定できますね
尚、転移魔法・テレポート魔法を登場させる際は、
例えば、転移魔法・テレポートがだれでも習得できる簡単な魔法で、
一度に大量の物資を運べるなら、そもそも馬車なんて必要ないですよね
輸送コストの内訳
ファンタジー世界で、馬車を使って旅をするにしても、必ずコストがかかってきます
「輸送コスト」という部分に着目すると、例えば↓のコストが発生することが想定できます

ただ荷物を運ぶだけでも、これだけのお金がかかるのね
商人は輸送にかかる全コストと、商品が売れた時の売上、そして各コストを引いた利益(儲け)を計算し、
間違いなく利益(儲け)がでるはずだ!と踏んで行動していました

もし利益より、その利益を得るために払ったコスト(品物の調達、輸送コスト等)が高くなってしまったら?
その時は、赤字になって、商人を続けていくことはできなくなってしまいますね(笑)
逆に言うと、コストを下げれば下げるほど、利益(儲け)は高くなります
良い商人ほど、コスト意識(いかにしてコストを削減し、自分の儲けを上げようかという意識)は、高かったはずですね
商人の物語を書く時は↑のような儲けがでる仕組みを理解した上で、
利益を計算をするシーンや、品物を仕入れる時の交渉シーン等を書くと、リアルな描写ができると思います
ちなみに、オススメ商人漫画は↓です
この作品の主人公は商人なのですが、
ご紹介した輸送ルートやコストの点はもちろん考慮され、
それだけでなく貨幣の考え方や、交渉の方法等参考になる点がいっぱいの良作です
尚、上記作品のアニメ版は「Uネクスト(一部上場企業の動画配信サービス)」で1ヶ月間無料で見放題対象になっています(2021年10月時点)
アニメ観るなら<U-NEXT>
Uネクスト登録方法は以下です

ラノベ・ファンタジー作家の皆様にとっては、学び多き作品かと思うので、この機会にぜひ見てみてください~!
まとめ
今回は「輸送」という部分に注目してみましたが、いかがでしたでしょうか
ファンタジー世界では、その国の技術や環境によって、移動手段や移動速度・距離は大きく異なります
技術や資源の差がそのまま移動距離・速度の差になり、こと戦争を描く場合はその差が致命的になることもありますね
あなたの作品を描くにあたって、ぜひ上記内容を活用いただければと思います
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本ページの情報は2021年10月時点のものです。U-NEXTについての最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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