戦争のメリットを解説!【ファンタジー・ラノベ作家の皆様へ】

小説の書き方

こんにちは、コンサルOL兼作家のReiです

今日はラノベやファンタジー作品で頻出の「戦争」のメリットに関して、解説していこうと思います

ちょっと物騒なテーマではありますが、ラノベ・ファンタジー作品ではよく戦争が描かれていますよね

※この頃だとアニメ化した「現実主義勇者の王国再建記」↓は、国VS国の戦争がうまく描かれています

ただ、特に若い世代にとっては自身の作品で戦争について書くのは結構難しいかなと思っています

確かに経験もないし、なんで戦争するの?なんて理由もよくわからないかも、、

そこで、今回は「戦争」のメリットを以下3つに分けて解説します

また、今回は「国家として」の観点から解説します

あなたの創作した国がなぜ戦争をすると決めたのか、読者にとって納得感のある理由を↓を参考に考えてみてください

①戦争準備によるメリット

技術的進歩

戦争になると、戦争技術(戦艦、銃火器等)に関しては、金に糸目を付けない開発が行われます

これによって、戦争技術が進歩し、

戦争が終わった後はその技術の使い道がなくなって一部民間におろされるので、民間技術も進歩します

対外国家の侵略等の可能性があるファンタジー世界の国々にとっては、国家の力がUPすることになるので、これはもちろんメリットですよね

また、例えば、メカオタクのマッドサイエンティストなんて人物が出てくる作品なのであれば、

戦争が続けば続くほど、国から惜しげもなく予算がまわされ、大好きな研究に明け暮れることができます

更には、自分の研究における実験・検証の為に、周辺国家(敵)をモルモットにできるので、最高だと思うでしょうね

ひえ~~~~~っっ

そういった輩はもちろん、戦争が終わってほしくないと思うでしょうから、

裏から手をまわして自国の王を操り、わざと戦争を継続させるなんてことも平気でやりそうですね

国民の団結

対外的な敵が存在することによって、組織の団結が育まれるといった例は歴史上も多いです

例えば、現在は完全に分裂してしまいましたが、かつては統一国家だった「ユーゴスラビア」が良い例です

ユーゴスラビアは地理的にヨーロッパとソ連と中東に挟まれており、

当時は「周りの強国に負けない強い国になろう!」という国民感情が、国家統一の柱となっていました

しかし、ソ連崩壊直後、

ユーゴスラビア内の一部が独立を宣言し、内戦が始まり、

最終的には全部で6国に分割されることになりました

周囲の圧迫が少なくなった瞬間に、内部圧力によって崩壊してしまったのね

このように、

戦争は国家統一を助ける一面があり、ファンタジー世界の国家でもそれは同様でしょう

むしろ、内戦の危険があるのなら、

国王は国家統一の為に、わざと対外的な敵を作り国民感情を煽るなんて策もあってしかるべきですね

②戦争遂行によるメリット

自国の邪魔者の排除

戦争というと対外的なイメージがありますが、

実は国王(もしくは貴族等)にとって、自国にいる邪魔者(例えば↓)を正当な理由で消す手段としても有効です

  • 無能な人間
  • 敵対派閥の人間
  • 腐敗していて、収賄や物資の横流しをする人間
  • 嫉妬で他人の足を引っ張る人間
  • 国内の権力を握るために、敵国に強力しようとする裏切り者
  • その他、存在すると国家の損失になる人間

要するに、戦争に送り出してしまって負けさせれば良いという話になります

戦争に行って敵と戦い、直接的に命を落とす(もしくは暗殺したのを戦死と見せかける)こともありますし、

仮に生きて戻ってきたとしても敗戦の責任を取らせて排除することもできます

うまくいけば軍法会議で死刑ですし、悪くても左遷させることができるでしょう

このように戦争は、

邪魔者を手っ取り早く且つ正当な(客観的に見ても仕方ないと思われる)理由で消す手段の一つなのです

でも、絶対負ける戦争なんて誰も行きたくないよ~

なので、勝てそうに見えるけども実は敗戦必至の戦いが、邪魔者排除にはちょうどいいです

例えば↓の状況ですね

  • 味方の兵力が多いが、敵の指揮官が超有能
  • 味方の情報が敵に漏れている(邪魔者排除の為、自ら敵国に情報を流すのもあり)
  • 正面兵力は味方が多いが、補給が弱くて長期戦には到底耐えられない
  • 進軍目標が遠い

更に、もし勝利した場合の餌(敵国の領土をもらえる等)があれば、尚良いですね

例えば、王家の跡目争いで第一王子が邪魔であれば、

第一王子を↑のようなちょうど良い戦に放り込んで戦死させてしまえば、第二王子派は小躍りするでしょう

そんな陰謀があってもおかしくないですよね

もちろん、王や貴族が庶民を邪魔者に思っている等、立場に大きな差があるのであれば、命令一つで死地に放り込めるので、それはそれで良いと思います

少し気を付けなくてはならない点としては、

戦争はやはり国力・軍事力が損なわれる面もあるので、

なるべく小規模な戦いで邪魔者は排除したいところですね

実戦経験の獲得

軍人や兵士にとって、100の訓練と1の実際の戦争では、

実際の戦争の方が遥かに経験値が稼げるでしょう

もちろん、訓練は無駄ではないと思いますが、

訓練で学んだことを実戦で活かすことが、兵士の熟練度に繋がります

また、指揮官にとっても、戦争経験のある兵士であれば、

ある程度どのレベルまでできるだろうということが把握でき、作戦立案がしやすいです

確かに!実戦経験のない兵士なら萎縮してしまって、実際の戦闘では普段の力が出せなくなってしまうよね

友好国の戦争に、中立を装いながら義勇軍を送ることが歴史上はありますが、

それは外交的利益の他に、兵士の熟練度UPという目的もあるのです

③戦争に勝利した際のメリット

領土割譲

敵国の領土を奪うのは、

敵国の国力を削ぎつつ、自国の国力を上げる一石二鳥の効果があります

ましてやその領土が工業地帯だったり、鉱山地帯であったり、交易都市であったりすると、その利益は莫大なものになるでしょう

但し、領土を奪うのはマイナスポイントも多いです

その最たるものが、敗戦国から戦勝国への憎悪が圧倒的に大きくなることです

最悪の場合、因縁の地として、

両国の間で取ったり取られたりするだけで、どちらの国も利益がなく、

その地域は戦争で荒廃していくばかりなんて事態になる可能性もあります

領土を奪われた恨みは根深いし、長い間引き継がれることになっちゃう

こういった特性上、

領土を奪うのは、その国を完全に滅ぼす(もしくは滅ぼすことを決めた)時にする

のが賢明かと思います

同じ領土でも植民地割譲なら、住民の反発が少ないから狙い目かも

植民地以外でどうしても領土を得たい場合は、

住民のほとんどいない未利用地域や、住民はいるが自国に著しく反発していて他国への所属を望んでいる地域が良いかと思います

その上、地下に重要資源が眠っているなんてことがあれば最高!

ファンタジー世界の転生者であれば、その世界では価値のないと思われている資源や土地であっても、現代の知識を活かして有効活用できるでしょう

例えば、火山近くで捨てられていた土地を活用し、火山灰肥料で農業開拓をしたり、

石ころと思われていたダイヤモンドの原石に対して、ドワーフの加工技術を用いて、宝石のダイヤモンドにしたり等考えられそうです

賠償金

直接金銭を奪うことができれば、戦争費用の穴埋めになるのでちょうどいいです

但し、近世の賠償金と中世の賠償金はそのスケールとリスクが全く違うので、そこは踏まえておくべきでしょう


尚、賠償金を払うのは基本的には王族・貴族であり、庶民は関係ありません

もちろん、税金が高くなる等の二次被害はありますが、直接的には関係ないです

なので、中世では敗戦国から賠償金を奪うというのはよくある事例でした

実際、賠償金目的で戦争を吹っ掛けることもあったらしいよ

但し、近世の戦争の場合は話が別で、総力戦の為、賠償金も国家が転覆するレベルの莫大な額になります

そんなことをしようとすれば、敗戦国には必ずといっていいほど過激派が台頭し、

次の戦争を引き起こそうとするでしょう(実際に第一次世界大戦後のドイツがそうでした)

そうなると、戦争がだらだらと続くため、経済的な観点からは損になる可能性が高いです

ファンタジー世界の転生者は、

転生した世界情勢や軍事状況を考慮して、賠償金を取っていい世界なのか、取ったら損になる世界なのか見極めないといけませんね

武器の没収・制限

武器の没収・制限とは、↓を意味しています

  • 武器の没収
    →敗戦国の武器を取り上げる
  • 武器の制限
    →所有最大数を決める
    →武器の強さを制限
    →新規武器の開発停止等

ファンタジー世界では魔法や魔道具も武器の範囲に含まれるでしょう

武器の没収・制限における戦勝国の具体的な利益(例)は↓です

  • 戦艦等強大な兵器は改造して、自国で利用
  • 小銃等は自国で利用するも良し、保管して技術に遅れた友好国への与えることもある
  • 敵国の技術開発が遅れるので、自国の技術開発の開発予算を減らしても追いつかれることはない

没収・制限は勝戦国側の利益よりも敗戦国側のペナルティの方が大きいです

特に中世ファンタジーの世界では、

銃火器等の大量生産装置はなく、手作業で作られていると想定される為、大人数の武器を揃えるのにはかなりの時間がかかるでしょう

また、研究開発の分野でも、かなりの遅れが生じますね

特に魔法が存在するファンタジー世界で、他国から魔法の研究開発を禁止されてしまうと、かなり危険なことは想像に難くないですね

まとめ

今日は、戦争のメリットについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか

↑のメリットを意識して、シナリオを組み立てれば、読者から見ても納得感のある戦争のストーリーができそうだね

また、長くなるので省きましたが、その他戦争のメリットとしては例えば、

国際社会での発言力の強化や、

軍需系の企業・武器商人なんかもウハウハですし、

兵士として働き口ができるので貧困層でも雇用が生まれたり等様々あります

立場や戦争の大きさによっても、どうメリットを感じるかは異なりますので、
王だったら、商人だったら、政治家だったら、、等、あなたの作品の登場人物の気持ちになって考えてみてください

尚、参考になる作品としては冒頭であげた「現実主義勇者の王国再建記」がおすすめですね

戦争のシナリオや軍隊の指揮・戦略、各国との交渉等、細かい部分までよく設定されており良作です

自作で戦争を描きたい方なら、読んでいて損はない一冊かと思います

この作品、アニメ化もしているんですが、

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尚、戦争のデメリットは↓で解説してますので、あわせてご覧くださいませ

戦争のデメリット4点を解説!【ラノベ・ファンタジー作家の皆様へ】

それでは、世の中により深みのあるファンタジーが生まれることを願ってます

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